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シーリング材 Q&A

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シーリング材の薄層部分の未硬化現象

   

 

2成分形変成シリコーン系で施工した目地の縁が、表面部分だけ未硬化状態となりましたが、その原因と対策方法
 

 

一般に、薄層未硬化現象と呼ばれているもので、2成分形変成シリコーン系やポリイソブチレン系に共通した現象です。
この原因はシーリング材中に含まれる反応促進触媒が空気中の水分によって分解されその効力が減じるためと考えられます。
多湿の条件下で薄層部分に起こります。これを防ぐには薄層部分をなくせばよいわけで施工の際、次の点に注意して下さい。

 
へら仕上げのアールをなるべく小さくする
マスキングテープを目地の縁一杯に張る。打ち継ぐ場合には既存のシーリング材の上にマスキングテープを張り、薄打ちにならないようにする。
シーリング材の表面に塗装を行う目地などにも必ずマスキングテープを張る。
 

 

 

 

ポリウレタン系を硬化不良にするシリコーン系(変成シリコーン)

   

 

2成分形のシリコーン系をガラスまわりに施工し、まだ固まらないうちにポリウレタン系を窓枠まわりに施工したところ、ポリウレタン系の表面が固まりませんでした。
その原因と対策方法
 

 

2成分形に限らず、シリコーン系とポリウレタン系が固まらない状態で隣接したり換気の悪い場所で同時に使用したりすると発生する現象です。
これは、シリコーン系の反応生成物(ヒドロキシルアミン)とウレタンが反応するために発生するものです。また、変成シリコーン系でも反応生成物(アルコール)とウレタンが反応するため同様の現象が発生します。
シリコーン系(変成シリコーン系)を完全硬化させた後に、ポリウレタン系を施工すればこの現象を防ぐことができます。
シーリング材以外でも塗料のアルコール系溶剤によって同様の現象が発生します。
 

 

 

 

防かびタイプのシーリング材の効果

   

 

防かびタイプのシーリング材には、本当にかびは発生しませんか。
 

 

一口にかびといってもその種類は約20000種にも及び、このうち建築物から検出される菌は約200種類だそうです。
かびは乾燥状態にも耐え、低温でも時間の経過に伴い確実に増殖するといわれています。
また、研究室や実験室に保管されている試験用の保存菌に比べると、実際の現場で発生する菌は100〜200倍も強いという見方が専門家の間にあります。
したがって、防かび剤を添加しているシーリング材であっても、かびの発生を極端に遅らせるか、あるいは少なくする効果はありますが、現場の状態及び周囲の環境によってはかびが発生する可能性は残ります。
かびを発生させないためには、シーリング材の表面を清潔に保つことが必要です。ポリウレタン系を硬化不良にするシリコーン系(変成シリコーン)
 

 

 

 

シーリング材のはっ水汚染

   

 

シリコーン系シーリング材を充填した目地の周囲が黒く汚れてしまいました。
なぜでしょうかまた汚れを落とすにはどうしたらよいのでしょうか。
 

 

はっ水汚染という現象で、外壁に使用する石材、タイル、ほうろう、塗装パネルに多く見られます。シリコーン系シーリング材から遊離したシリコーンオイルが大気中の汚れを吸着し目地周辺を薄黒く汚染することに起因するものです。
汚れは、クリーニングして落とすことが可能ですが、シリコーン系シーリング材を除去しない限り何度でも発生します。したがって、汚れの目立つ色や素材の外壁にシリコーン系シーリング材を使用する場合は、事前に十分検討することが必要です。
 

 

 

 

アクリル板・ポリカーボネート板に対するシーリング材

   

 

アクリル板・ポリカーボネート板へのシーリング施工の注意点
 

 

アクリル板・ポリカーボネート板はガラスに比べて耐衝撃性、柔軟性に優れ、また曲げ加工しやすい利点から、エントラス周辺や回廊などに使用される例が増えてきています。 シーリング施工にあたっては被着面の清掃及びシーリング材の選定に注意する必要があります。
清掃においては溶剤は使用せず、きれいなウエス等で十分乾ぶきし、ノンプライマーで
脱アルコール形のシリコーン系を充填して下さい。
一般に用いられている清掃溶剤やプライマーの溶媒は、これらのプラスチックを白化させたりソルベントクラック(亀裂)を発生させることがありますので適していません。
また、汎用型の脱オキシム形シリコーン系も硬化時に発生する成分によって、ソルベントクラックを起こす危険性が大きいので使用を避けてください。
 

 

 

 

プールや浴室等の水まわりに使用可能なシーリング材

   

 

プールや浴室等の水まわりに使用可能なシーリング材
 

 

プールの水には減菌するために塩素ばっ気やクロールカルキを添加しています。
これらは酸化性が強く、特に湿潤状態ではシーリング材等を軟化・溶解させます。
したがって、プールの水まわりに使用するシーリング材は耐水性はもちろんのことこれらの酸化剤に強いシーリング材を選択する必要があります。
現在のところこの用途に使用可能なシーリング材はシリコーン系のみですが、大変厳しい環境ですので、
シリコーン系を使用した場合でも定期的な補修・改修が必要となります。
また、温泉等の浴室や浴槽まわりに使用するシーリング材についても、使用環境を考慮すると耐熱性や耐薬品(硫化水素ガス、酸、アルカリ、酸化還元剤等)に優れていることが要求されますので、やはりシリコーン系を推奨します。